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いがはずれた占い師は・・・

認知的不協和の理論

『預言が当たらなかった時』/本当に相手の気持ちを変えたい時

預言が当たらなかった後も、活発な宣伝活動を繰り広げ、簡単には崩壊しないのはなぜか。

「黒人はジャズには向いているが数学はダメ」
        ×
「黒人で偉大な数学者の出現」(認知要素)→不協和を引き起こす→さてどうする?
| ↓
 現実との即応性が大きい(否定できない)    事実を否定(父親は白人だった!)

不協和低減の方法
 1)変えやすい方の要素を変える
 2)新しい認知的要素を加える(デマは不安になるのになぜ信じるのか)
 3)要素の重要性を減じる
   葛藤→選択=決定→不協和(車の購入、結婚=選択事実そのものを否定)

 預言がはずれる=2)のパターン
  投資額の大きい人ほど狂信的

強制承諾場面での不協和低減(本当に相手の気持ちを変えたい時)
 思想上の転向
「もてない男性ほど大きな餌で女性をひきつけようとするがかえって心からの愛情は得られない」


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